• 慶應義塾大学商学部

    総合教育セミナー

    「地域との対話」

    Dialogue with Local Community

  • 2023年度のテーマについて

    ●2024年度のテーマ

     大学生と地域の新しい関係をプロデュースする。

     

     この科目は、地域の抱えるさまざまな問題(商店街の活性化、地域コミュニティのあり方など)をテーマとして、現状分析による問題発見、解決策の立案とその実験というプロセスを経験してもらうことを目標とするフィールドワーク型授業です。

     コロナ禍での経験から、サークルなどの課外活動や友人関係、アルバイト、キャンパス近隣や居住地での生活(飲食店・商業施設の利用や地域コミュニティとの関わり)など、学生生活における学業以外の側面の重要性がよりはっきりと明らかになりました。今年度の授業では、近年の社会状況の変化を踏まえつつ、学生や若手社会人世代にとって暮らしやすい地域、様々な人とつながることができる地域、親しみやすい商店街とはどのようなものか、といった視点で衣食住などの日常生活に根差した問題を発見し、その問題を解決するための方策を立案・実験することを目指します。

     

    ●授業の内容
    <問題の発見:学生にとって安心で充実した生活が送れる地域とは>
     履修者間のディスカッションやインタビュー、アンケート調査の実施などを通じて問題を明らかにする。

     

    <解決策の立案>
     行政や地域住民等による取り組みについて調べ、何がうまくいって何がうまくいかなかったのかを明らかにする。その上で、新しい解決策を立案する。

     

    <解決策の実験>
     立案した解決策を自分たちで実験し、その結果を評価し、レポートとしてまとめる。

     

    (参考)2021~2023年度に取り組んだ実験企画例
    ・モトスミ・オズ通り商店街(元住吉)、日吉商店街と連携したフードドライブ活動
      2021年度参考記事 2022年度参考記事 2022年度活動紹介サイト

    ・地域の小学生を対象としたフードロスについて学ぶワークショップの開催(元住吉)
    生協食堂のフードロス対策メニュー開発とPR
    学生・地域住民のコミュニティづくりのためのゴミ拾い活動(日吉) 

    ・「モノの循環」について学ぶキッズフリマの開催(日吉)

    日吉アートコンテストと連動した小学生対象ワークショップ

    ・一人暮らしの大学生向け地域情報マップの作成(元住吉)

    ・日本での生活に不慣れな留学生への情報提供と交流を促進する活動
    ・地方在住中学生対象のオンライン版キャリアワークショップ
    「起業と地方のライフスタイル」をテーマにした講演会の企画


    [授業の方法]
     授業は原則として対面で行い、グループワーク主体で進めます。
     

    ●履修者決定方法

     履修希望者が多い場合には、初回授業(ガイダンス)時に志望動機等を記入するシートを提出してもらった上で履修許可者を決定する予定です。用紙は当日配布しますが、あらかじめWordファイルをダウンロード&記入して当日持参して頂いても大丈夫です。

     

    ●履修を希望する際の注意点

     講義要綱・シラバスでもお伝えしていますが,この科目の性格上,授業時間外の学習・活動にも主体的・積極的に取り組むことが必要になります。また,学外の方の協力を得て行う活動もあり得ますので,年間を通じ,責任感を持って活動を行うことができる皆さんの参加を期待しています。

     

    履修について何か質問・相談がある場合には,以下まで連絡をお願いします。

    牛島利明 ushijima@keio.jp

  • 「地域との対話」とは

    この授業は、慶應義塾大学商学部総合教育セミナーの一つとして設置された少人数制の演習科目です。

     

    日吉キャンパスの近隣地域でフィールドワークを行いながら、地域の抱えるさまざまな問題(商店街 の活性化、子育て・障害者支援、地域コミュニティのあり方など)について調査研究・提言・活動を行います。

     

    調査や体験・観察を通じて地域の問題・課題を発見し、多様な人々が安心して暮らせる魅力ある「まち」を支える新しい制度 や文化(ソーシャルデザイン)を創出しようと試みる意欲ある皆さんの参加を歓迎します。

     

    授業は、学生によるグループワーク主体のゼミ形式で行います。履修者はグループでフィールド調査を実施し、さら に自分たちの提言に沿って実験的な企画の実施を行うことを目指します。

     

    金曜4限の授業時間は主にミーティングや発表のために使い、学外での調査や活動は授業時間外に行います。授業時間以外でもグループで活動に取り組むことができる意欲と時間的余裕があることが履修条件となります。